ネット回線豆知識

WiMAX・WiMAX2+・4G/LTE・AXGPで電波の違いはある?

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「モバイルルーターを使おうかと思ってるんだけど、キャリアによって『WiMAX』とか
『4G/LTE』とか『AXGP』とかって使ってる電波が違うっぽいんだよなぁ。」

「どれも何となく聞いたことがあるような感じなんだけど、
どれが使いやすいとか違いが全然分かんねぇ!」

スマホやモバイルルーターなどで使われるいわゆる「モバイル回線」には
 ・WiMAX
 ・WiMAX2+
 ・4G/LTE
 ・AXGP
などの種類があります。

しかし、特に通信関係に強い興味が無ければ、
それぞれ何がどう違うのかなんて分からないですよね。

そこで、どんな特徴を持っているのかやそれぞれの電波の違いなどについて
詳しく見ていきましょう。

WiMAXとは

まず「WiMAX」ですが、これはUQコミュニケーションズが提供している
WiMAXというサービスで利用する回線のことです。

モバイルルーターの回線として使われることが専らで、
スマホの回線としてWiMAXを使うことは基本的にできません。

通信速度が最大13.3Mbpsで、実測値では数Mbpsも出れば良い方です。

モバイル回線も年々高速化が進んでおり、後述する「WiMAX2+」や「4G/LTE」では
最大700Mbps以上、実測値でも100Mbps以上出るのが当たり前となってきています。

そんな中で実測値数Mbpsはかなり遅く、高速化に対応したコンテンツが増えている
現在ではモバイル回線としては力不足と言わざるをえないですね。

WiMAXは完全使い放題

通信制限を受けないようにスマホの使い方に気をつけている人も多いと思いますが、
モバイル回線では月間通信量に制限が設けられているというのが常識です。

料金プランによって20GBや30GBなど月間に使える通信量が決まっており、
それを超えると通信速度がガラケー並になる通信制限を受けてしまいます。

また月間通信量無制限を謳っているモバイル回線でも、3日間で10GBなど短期間での
通信量に制限を設けており、「制限付きの使い放題」だったりするんですよね。

ところがモバイル回線としてのWiMAXは、月間通信量にも3日間の通信量にも
制限の無い、正真正銘の完全使い放題となっています。

WiMAXはもうすぐ使えなくなる!?

通信速度が遅いとは言え、一切通信制限無しの完全使い放題なら
WiMAXを使ってみたいと思う人も多いかもしれません。

しかしモバイル回線であるWiMAXは、もうすぐ使えなくなってしまいます。

当初は「2018年中に」とも言われていましたが、2018年9月に
2020年3月末をもってWiMAXは停波するということが正式に発表されました。

それに伴って、2018年9月30日でWiMAXの新規申込受付が終了、
現在は新しくWiMAXの利用を申し込むことはできません。

ただし、あくまでモバイル回線であるWiMAXが使えなくなって、
後継回線のWiMAX2+に統一されるだけです。

なので、WiMAXのサービス自体は引き続き申し込みもできれば、
利用することもできますよ。

WiMAX2+とは

WiMAX2+は、先のWiMAXの後継回線であり、
現在WiMAXサービスの主力回線となっています。

先のWiMAXと同様、基本的にはモバイルルーターの回線であり、
スマホの回線として利用することはできません。

通信速度は最新機種で最大700Mbps以上となっており、実測値でも100Mbpsを
超えることもあるので、モバイル回線では「最速クラス」と言って良いと思います。

ただし対応エリアが4G/LTEに比べて若干狭く、
一部の山間部や離島などでは繋がらないこともあります。

WiMAX2+は通信量無制限だが・・・

WiMAX2+の売りは何と言っても、
モバイル回線として最速クラスの通信速度と「通信量無制限」です。

通信量に制限のある4G/LTEでは通信量を抑えるために、動画を見たり
アプリの更新など大きいファイルをダウンロードするのを控えたりしないといけません。

WiMAX2+は通信量無制限なので、動画を見るのもアプリをダウンロードするのにも
通信量を気にしなくて良いというのは大きなメリットですよね。

ただしWiMAX2+は通信量無制限なんですが、先のWiMAXと違って、
完全使い放題というわけではありません。

無制限なのでは月間通信量だけで、3日間の通信量が10GBに制限されており、
それを超えると通信速度が大幅に制限されてしまいます。

大幅に制限されるものの、ガラケー並になることは無く、
1Mbps程度の通信速度は出るようになっています。

1Mbps程度なら、ネットサーフィンやSNSぐらいはほとんど問題ありませんし、
動画も画質を落とせば見ることはできます。

また制限期間も18時頃から翌2時頃までの約8時間ですから、
通信制限と言ってもそれほど厳しいものではないんですね。

しかし緩いとは言え、3日間10GBという通信制限があるのは事実ですから、
WiMAX2+を利用する場合には注意が必要ですよ。

4G/LTEとは

4G/LTEは、大手携帯キャリアで利用できるモバイル回線で、キャリアによって
 ・ドコモ・・・Xi
 ・au・・・4G LTE
 ・ソフトバンク・・・SoftBank 4G LTE
などといった名称が使われることもあります。

先のWiMAXやWiMAX2+とは違って音声通話回線としても使えるので、
モバイルルーターはもちろん、スマホの回線としても使えます。

通信速度は、以前は常にWiMAX2+を追う状態でしたが、
最新機種だと最大700Mbps以上でWiMAX2+と肩を並べるほどの速さです。

4G/LTEはWiMAX2+やAXGPなどに比べると対応エリアが広く、
富士山頂など山間部でも比較的繋がりやすいんですね。

4G/LTEは通信量無制限では使えない

先のWiMAX2+は通信量無制限でしたが、
4G/LTEは基本的に月間通信量に制限があり、無制限で使うことはできません。

前身の「3G」は通信量無制限でしたが、動画など大容量を要するコンテンツが増えた
ことで通信の混雑を緩和するため4G/LTEでは通信量に制限が設けられたんですね。

しかしインターネット回線の高速化に伴って、動画や画質の高画質化も進んでおり、
現在はスマホでも4K画質の動画や画像が見られます。

画質が良くなった分、
以前と同じような使い方をしていても通信量の消費が多くなってしまいます。

それだけに、30GBや50GBなど大容量プランが増えているとは言うものの、
無制限のWiMAX2+などに比べると4G/LTEは使い勝手が悪いかもしれませんね。

AXGPとは

AXGPは、元々ワイモバイルの前身であるウィルコムがPHSに代わるものとして
開発を進めていたXGPに改良を加えたものです。

現在はソフトバンクの系列企業であるWireless City Planning(WCP)が事業を
引き継いでおり、現在AXGPが利用できるのは
 ・ワイモバイルのモバイルルーター
 ・SoftBankAir
などのソフトバンク系のサービスのみです。

WiMAX2+と同様に音声通話回線としては利用できないので、
基本的にはモバイルルーターでの利用となります。

通信速度は機種によって違いはあるものの最大でも165Mbpsで、
最大700Mbps以上のWiMAX2+や4G/LTEに比べると見劣りしますね。

しかし実測値は速く、場合によっては100Mbps近く出ることもあるみたいなので、
体感的にはWiMAX2+や4G/LTEと大きな違いは無いかもしれません。

AXGPは対応エリアが狭い

AXGPは、元々PHSの代わりとして開発していた回線を改良したもので、
「マイクロセル」と言うPHSで使われていた小出力基地局から電波を発信しています。

WiMAX2+や4G/LTEの基地局が数km先まで電波を飛ばせるのに対して、
マイクロセルでは数百m先までしか電波が飛ばせません。

なので、1つの基地局の利用者数が少なくなり混雑はしにくくなりますが、
基地局を数多く作らないことには対応エリアが狭くなってしまいます。

現状AXGPの基地局は数が少なく、関東は比較的広いものの、
関東以外の地域では都市部と幹線道路沿いぐらいでしか繋がらないんですね。

4G/LTEはもちろん、WiMAX2+よりもさらに対応エリアが狭いですから、
AXGPを使える人はかなり限られているというのが現状です。

月間通信量は無制限だが、3日間の通信量に制限あり

AXGPは、WiMAX2+と同様に月間通信量は無制限ですが、
3日間10GBという通信制限が設けられています。

制限の内容もWiMAX2+とほぼ同じで、直近3日間の通信量が10GBを超えると
18時から翌1時までの7時間通信速度が1Mbps程度に制限されます。

ネットサーフィンやSNSは普通に使え、
動画も標準画質以下なら見られるぐらいの通信速度ですね。

ただし、ワイモバイルなどのモバイルルーターでAXGPを使った場合は
3日間10GBの制限がありますが、SoftBankAirでは3日間の制限はありません。

とは言えソフトバンクの回線では、動画を見るなど特定の条件下で通信量に関係無く
通信速度が制限されることがあります。

なのでSoftBankAirは3日間の制限が無いからと言って、WiMAXやワイモバイルの
モバイルルーターより使い勝手が良いとも言えないんですけどね・・・。

WiMAX・WiMAX2+・4G/LTE・AXGPの違いは電波の周波数

ここまで主要なモバイル回線の特徴を書いてきましたが、
 ・WiMAX
 ・WiMAX2+
 ・4G/LTE
 ・AXGP
の大きな違いとしては、「電波の周波数」が挙げられます。

WiMAX・WiMAX2+・AXGPの3つが「2.5GHz」という周波数の電波を使うのに対して、
4G/LTEでは「700MHzから2.1GHz」の電波を使っています。

4G/LTEの電波の周波数についてもう少し詳しく言うと
 ・ドコモ・・・700MHz、800MHz、1.5GHz、1.8GHz、2.1GHz
 ・au・・・700MHz、800MHz、1.5GHz、2.1GHz
 ・ソフトバンク・・・900MHz、1.5GHz、2.1GHz
となります。

電波の特性として、周波数が高いと、一度に通信できるデータ量すなわち通信速度が
速くなるものの、直進性が強くなって障害物の影響で減退しやすくなります。

反対に周波数が低いと、通信速度は上がりにくいものの、直進性が弱まって
障害物を避けたり回り込んだりできるので減退しにくくなるんですね。

そのため、比較的周波数の高い電波を使うWiMAX・WiMAX2+・AXGPは、
対応エリアが狭くなるとともに、屋内や地下などで電波が弱くなってしまいがちです。

特に900MHz以下の「プラチナバンド」と言われる低い周波数の電波が使える
4G/LTEは、モバイル回線の中では対応エリアの広さ、繋がりやすさが
頭一つ抜けていると言って良いと思います。

総合的な使い勝手ならWiMAX2+

対応エリアの広さ・繋がりやすさでは4G/LTEが一番ですが、
4G/LTEには通信制限と料金の高さというデメリットがあります。

先にも書いたように、4G/LTEは通信量無制限で使うことはできませんし、
料金もWiMAX2+やAXGPに比べると高くなっています。

WiMAX2+やAXGPを通信量無制限で使う場合、
プロバイダなどによっても変わりますが、大体月額4,000円台です。

対して4G/LTEは、大手携帯キャリアだと、
月間1GBでも月額4,000円ぐらい掛かってしまいます。

30GB・50GBの大容量となると、基本料金を含めて月額10,000円近く掛かることに
なりますから、WiMAX2+やAXGPに比べるとかなり高額ですよね。

なので総合的に見ると、通信量無制限で比較的対応エリアも広く、それでいて料金も
比較的安いWiMAX2+が一番使い勝手が良いということになるんじゃないでしょうか。

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